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心尽くしの酒肴に

初秋の美味を盛り込んで

美濃吉旬だより

松茸と和牛のすき焼き
9月

旬の素材がもつ味わいを存分に引きだす今が旬 京料理の逸品

九月から十月に最盛期を迎える松茸の季節がやってきました。秋の訪れを告げる「松茸と和牛のすき焼き」は、走りの松茸と牛肉の出合いもの。家伝の割下で松茸と牛肉にさっと火を通し、黄身と白身をとろりと仕上げた温度玉子をからめて楽しみます。九条ねぎとともに玉ねぎを加えているのが特徴で、ほんのり甘い玉ねぎが味わいのアクセントに。

  • あこう(キジハタ)

  • 枝豆(夏ずきん)

  • 万願寺唐辛子

7月~9月

祇園祭の時季に旬を迎える鱧(はも)は、鱧の落とし、鱧しゃぶ、鱧鍋、鱧寿司など多彩な料理法があり、江戸後期には『海鰻(はむ)百珍』という百二十種もの鱧の調理法を記した書物も刊行されたほど。川魚の女王、鮎と共に京の夏を代表する魚です。あこうは雉の羽に似ているためキジハタとも呼ばれ、この時季の京の料亭に欠かせない高級魚。独特の淡味とほどよい脂身が魅力で、お造り、煮物、椀ものなどに用いられます。八月に味わえる丹波黒大豆枝豆の夏ずきんは、こくのある甘味ともちもちした食感が特徴。豆ご飯やかき揚げにしても美味です。夏が旬の野菜、冬瓜(とうがん)はそのまま冷暗所に置いておくと冬まで保存できるということから冬瓜の名がついたとか。水分が多く、味も淡白なので、料亭ではだしのうま味を染み込ませた煮物やすり流しなどで供されます。夏の京野菜の代表、丸々とした愛らしい形の賀茂茄子は田楽でおなじみです。大きくて分厚い万願寺唐辛子は辛さのない唐辛子で、煮ても焼いても揚げても美味。九月になると登場する松茸は、焼き松茸や名残りの鱧との出合いを楽しむ土瓶蒸しが人気です。

Kyoto Cuisine Restaurant竹茂楼Takeshigero

本店 竹茂楼
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